森のかけら | 大五木材


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20151225 1 昨日からの北信越つながりで、金沢のイイモノをご紹介。平成6年の富山の全国大会に参加した頃には夢にも思いませんでしたが、【森のかけら】などを通じて今は北信越の方々とも実売があるようになって、当地からもいろいろな商品が入ってくるようになりました。本日はその中でも日頃からお世話になっている村本喜義社長の㈱ムラモトの新商品『能登ヒバ』のウッドデッキ材をご紹介。石川県の県木でもある能登ヒバについては、『今日のかけら』で取り上げさせていただきました。

 

20151225 3当地では『档(アテ)』とも呼ばれる石川県独特の造林樹種・能登ヒバには、たっぷりとヒノキチオールが含まれていて独特の爽やかな芳香があり、優れた耐湿性を持っていることが知られています。その特徴を活かして土台などにも使われることも多いのですが、村本さんのところでは、フローリングや羽目板、土台、下地材など自社で扱う厳選した能登ヒバに『匠能登ひば』という名前をつけてブランド化されています。その多様な能登ヒバアイテムの中にウッドデッキも含まれています。

 

20151225 4国産の針葉樹としては最強の耐久性を誇る能登ヒバの赤身を使ったウッドデッキ材です。よく一般の方が誤解して失敗されることが多いのですが、水によく耐えるといってもそれは赤身の話で、能登ヒバにしても白太(辺材部分)は赤身に比べると耐久性が劣ります。なので、浴槽や水回りなどに使う際には注意して赤身を選ばなければならないのですが、木の事ですからもともと赤身も白太も当然含まれています。そんな中で赤身で選別できるというのは、材が豊富な地元の強み!

 

早速村本社長にお願いして能登ヒバのサンプルを送っていただきました。宅急便の袋を開封すると鼻孔をくすぐるような爽やかな香りがぶわっと広がります。村本さんと出会う前には、他社の能登ヒバのフローリングなどをよく使っていたのですが、久しぶりの懐かしい香り。ないものねだりなのかもしれませんが、その地域限定の樹があるというのは羨ましい限りです。弊社で扱う、足の指の上にでも落とせば怪我必至のマニルカラのデッキ材に比べればその軽量感は超絶。

 

20151225 5一見すると対極的にあるように思われるふたつの材ですが、根っこにあるのは防腐剤や防カビ剤などの薬剤を使わずに、材の力だけでどれだけ長持ちさせられるデッキを作るかという点で共通しています。特定の同じ材を扱っているということだけが、理念を共有しているという事ではありません。その思いに辿り着くためのアプローチは、地域性や得手不得手、会社の規模や方向性などによっていろいろな形があると思います。そんな村本さんの思いの詰まった能登ヒバ、愛媛でも使わせていただきたいです♪




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