森のかけら | 大五木材


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20151205 1本日はレッドオーク階段の段板に加工。松山周辺では、ホワイトオークに比べて圧倒的に知名度と利用度の低いレッドオークですが、幅広や長尺材が必要な場合に重宝する木で、そういう状況ではいつも助けられています。例えば階段板の場合も、通常だと幅が8寸程度(およそ240㎜)必要になるのですが、8寸ぐらい世話ないと思われるかもしれませんが、8寸に仕上げるためには最低でも反りが無い荒材の状態で250㎜ぐらいは必要になります。階段だとそれが15,6枚必要。

 

20151205 22、3枚であればどんな樹種でもそれなりに揃うものですが、節を外して、白太(辺材)部分を外して、木目の整ったところで15、6枚も揃えるとなると案外難しいです。樹種によっては容易に揃うものもありますが、そういうものはえてして高額であったり、階段に不向き(軟らかいとか、癖が強くて反りやすいとか)な事が多かったりするのと、施主さんや設計士さんの意向に副わなかったりと、いつも頭を悩ませるのですが、まあ勝手にこちらが自分でハードルを上げているだけかも。

 

20151205 3まあ、それはそれとして階段だけでなく、長くて幅のあるカウンターなどの用途に対して、素性のよい木目の整った材として、レッドオークには随分と世話になりました。厚みのある用途にと思って仕入れていた50数ミリの厚板も今回の階段の木取りで全量使用。在庫がたっっぷりとある間は、いつ売れるのだろうと不安になって、在庫が無くなると、仕入しておかないと急ぎの現場で対応できないと不安になる。結局、あってもなくてもそれなりに不安になってしまうのが貧乏性の悲しい性分。

 

20151205 4結局のところ、地域での認知度が低いというのも自分のPRの怠慢という事で、地域で支持を得られるぐらいに広げる努力が足りていない。そのために、『小さな出口商品』を作るという手もあるものの、造作材や家具材として認知されるためには、やはりその用途でしっかりと実績を増やしていかねばと痛感しております。削られてゴミとなってしまうプレーナー屑にも、勿体なさを感じつつ、これで一旦レッドオークともお別れ。近いうちにまた別のレッドオークが倉庫に並びます。




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