森のかけら | 大五木材


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20151224 1昨日に続いて、木青連と北陸の話。今から20数年前にも北陸は富山の地でも全国会員大会が開催されました(第40回全国区会員富山大会)。平成6年のことでしたが、まだ20代であった私は中四国地区以外の会員との交流がほとんどなく、ましてや将来北陸の方々と取引するようなことになろうとは夢にも思わず、先輩方と観光旅行気分で参加しました。確かその時初めてサンダーバード( 大阪・京都と北陸を結ぶJR西日本の特急列車)に乗ったのだと記憶しています。

 

20151224 2まだ木青連に入って日も浅く、その組織や意義すらもよく分からないままでの参加で、言われるがままに先輩方の後ろを付いていくという感じで、大会そのものの記憶もかなり曖昧なのですが、移動時間に追われて観光どころか会場と駅の間をただ往復したぐらいの記憶しか残っていません。ただ、富山は昔から『北洋材の集積地』と言われるほど北洋材製材が盛んで、まだバブルの名残があった大会当時は、北洋材製材のビッグネームが大会誌に名を連ねていた覚えがあります。

 

20151224 3北洋材とは、ロシアのシベリア地方で産出され輸出される木材のことで、主にアカマツカラマツエゾマツなどの針葉樹を指していますが、東南アジアの南洋材に対比する意味で用いられています。2000年代に入ってからは原木だけでなく、半製品やフローリングなどの最終製品まで入ってくるようになり、外材の輸入量の1割を占めるほどまでに急成長するものの、ロシア政府による伐採規制や関税の不条理ともいえる極端な引き上げなどもあり、富山の北洋材製材は急速に縮小することに・・・

 

20151224 4そもそも北洋材の多くは、300㎜程度の小径木が主体で、日本では主に合板や製紙の原料にされることが多かったことから、昔は愛媛では北洋材は縁遠い存在でした。近年になってからは野縁や化粧材などさまざまな形状で北洋材が愛媛の市場にも参入してきましたが、関税の引き上げ以後、日本への原木の輸入が急減したことで、弊社における最大の影響は、【森のかけら】の原料(具体的にはロシアンラーチ)が入手しにくくなってことです。まさにバタフライ効果・・・。




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