森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

昨日の話の続きですが、数年前にお引き受けした松山市内の某材木倉庫の片付けの話。10トン車で積むこと5、6台。とりあえずフォークリフトで運べるものだけお引き受けしました。それでも小さな弊社の倉庫では収まりきらないので、しばらくの間、別のところで保管しておくことに。最終的には弊社に移動させたのですが、社員からは大ブーイングの嵐!私自身は、今では手に入らないであろう貴重な広葉樹の幅広の乾燥材ということで勝機はあったものの肩身は狭い・・・。

 

20151228 2その事例に限らず、欲しい材はいくらであるもののやはり保管する場所の事を考えると、キャパシティのリアルな限界が物欲の歯止めになります。結果的はその時引き受けた材が、いろいろな場面で大活躍してくれて、大きな利益をもたらしてくらることになったのですが、当時は倉庫に詰め込むだけ詰め込んだので、奥の材を引っ張り出すだけでも大変な労力で、スタッフの負担も大変なものでした。それから何年もかかり、ようやくその時の材の大半は片付きました。

 

20151228 3その経験があるだけに、その数十倍もある製材所の後始末を引き受けられた村本さんの英断には感服。なにしろ大型重機を使ってスクラップにしてしまう解体作業ではなく、埃とと汚れで一体何の木なのかすら分からないような木1つ1つを手作業で移動させ、それが何の木で、まだ使える木なのかどうかを判断し、仕分けして少しづつスペースを広げながら奥へ奥へと進んでいくという途方もない作業。そこから出る膨大な埃やゴミなどを考えると私など足がすくんでしまいます。

 

20151228 4村本さんに後から聞いた話では、村本さん自身もそれだけの規模の後始末は初めて経験だったので、怖いもの知らずで引き受けた部分もあったのどと仰っていました。それでもその時の経験は貴重で、その後同様の話が舞い込むこととなった時にも経験が大いに役立ったとも。その時、高知には村本さんご本人はじめスタッフが数日間ごとに入れ替わり立ち代わり泊まりこんで作業にあたったということでしたが、その体験を聞いて感じたのは、理念を共有できる人間の数の力




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2015年12月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
Scroll Up